こんにちは。観葉植物情報ブログ「Rice and Green Life」の運営者、「Ryu」です。
マンションやアパートで暮らしていると、どうしても日当たりが良い場所ばかり確保できるわけではありませんよね。「うちの玄関やトイレは窓がなくて真っ暗だけど、緑を置きたい」とか、「北向きのリビングでも枯れないおすすめの植物はあるのかな」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は、暗い部屋でも育て方や品種選びのポイントさえ押さえれば、観葉植物を元気に楽しむことは十分に可能です。風水的な効果を期待して置きたい場合や、虫が苦手な方でも安心できる栽培方法についても気になるところですよね。今回は、光が少ない環境でも植物と暮らすための具体的なノウハウを、私の経験を交えてご紹介していきたいと思います。
- 日当たりが悪くても元気に育つ「耐陰性」の強い品種がわかる
- 玄関やトイレなど場所ごとに適した植物と風水効果が学べる
- 根腐れさせない水やりのタイミングや育成ライトの活用法を知れる
- 徒長した茎の剪定や冬越しの温度管理など具体的なケア方法がわかる
暗い部屋でも育つ観葉植物の選び方
日当たりが悪い場所や、窓のない空間に植物を置く場合、最も大切なのは「環境に合った植物を選ぶこと」です。人間の目には明るく見えても、植物にとっては「暗い部屋」であることが多々あります。ここでは、光が少ない過酷な環境でも生き抜く力を持った、観葉植物の中でも特に頼もしいパートナーたちを紹介していきますね。
枯れにくい最強の耐陰性植物

「耐陰性(たいいんせい)」という言葉を聞いたことはありますか?これは文字通り、日陰などの光が少ない環境でも耐えて生き抜く植物の能力のことです。しかし、勘違いしてはいけないのが「光がいらない」わけではないということ。植物が生きていくためには、光合成で作るエネルギーが呼吸で消費するエネルギーを上回る必要があります。このギリギリのラインを「光補償点」と呼ぶのですが、耐陰性の強い植物は、この光補償点が驚くほど低いレベルに設定されているのです。
私の経験上、最も信頼できるのは「サトイモ科」の植物たちです。例えば、ポトスやモンステラ、アグラオネマなどがこれに当たります。これらはもともと熱帯雨林のうっそうとしたジャングルの林床で、高い木々の木漏れ日を頼りに進化してきました。そのため、わずかな光でも効率よくキャッチできるように、葉っぱの中に葉緑素をぎっしりと詰め込んだり、葉を薄く広げたりする能力に長けているんです。
特にアグラオネマは、「全ズボラ民に推したい最強の植物」と言っても過言ではありません。映画『LEON』でジャン・レノ演じる主人公が大切にしていた植物としても有名ですが、蛍光灯の光だけでも長期間美しさを保てるほどタフです。品種によって「シルバークイーン」や「マリア」など葉の模様も多彩で、インテリア性も抜群です。
また、ザミオクルカス・ザミフォーリアも忘れてはいけません。特に「レイブン」という品種は、新芽は緑色なのに成熟するとカラスの羽のような漆黒に変化します。この黒い色は、光の吸収効率を極限まで高めた結果だとも言われており、まさに暗所のエリート。さらに地中にジャガイモのような塊茎(リゾーム)を持っていて水分を溜め込めるため、乾燥にもめっぽう強いんです。忙しくて水やりを忘れがちな方には、間違いなくベストパートナーになるはずですよ。
選び方のポイント
完全に窓のない場所(トイレや玄関など)では、ポトスやアグラオネマのような耐陰性「◎」の植物を選びましょう。モンステラなどは、たまに明るい場所へ移動してあげると形が崩れにくくなりますよ。
玄関やトイレに適したおすすめ品種

玄関やトイレは、家の構造上どうしても暗くなりがちな場所ですよね。でも、家の顔である玄関や、一日に何度も使うトイレこそ、緑を置いて空間を明るくしたいものです。それぞれの場所の環境特性に合わせた植物選びが成功の鍵を握ります。
まず玄関におすすめなのは、サンスベリアです。葉が剣のように鋭く上へ伸びる姿は非常にスタイリッシュで、限られたスペースでも邪魔になりません。サンスベリアは多肉質の葉に水を貯めているので、乾燥に非常に強く、頻繁に水やりをしなくても大丈夫なのが嬉しいポイント。さらに、夜間に気孔を開いて二酸化炭素を吸収するCAM型光合成を行うため、空気清浄効果も期待されています。
また、つる性のポトスも玄関向きです。靴箱の上などの高い位置から吊るしたり、棚の上に置いてつるを垂らすことで、空間を立体的に彩ることができます。ポトスの中でも「パーフェクトグリーン」のように緑色が濃い品種は特に耐陰性が強く、光が乏しい玄関でも比較的元気に育ってくれます。逆に、白や黄色の斑入り品種は、光不足だと斑が消えて緑一色に戻る「先祖返り」を起こしやすいので、少し注意が必要です。
一方、トイレのような狭くて閉鎖的な空間には、一見すると湿気を好むシダ植物が良さそうに思えます。確かにアジアンタムなどは日陰を好みますが、実は乾燥(特にエアコンの風や換気扇による通風)にとても弱く、一度水切れするとすぐに葉がチリチリになって再生不能になります。トイレは常に換気扇が回っている家庭も多いため、管理のしやすさで言うなら、やはり最強のポトスや、成長がゆっくりで形が崩れにくいテーブルヤシなどが無難かなと思います。テーブルヤシは100均でも手に入る手軽さがありながら、南国風の優雅な雰囲気を作ってくれるので、殺風景なトイレが一気に癒やしの空間に変わりますよ。
注意点
トイレに植物を置く場合、換気扇を回しっぱなしにすると空気が乾燥しすぎることがあります。適度な湿度を保つよう意識してあげてくださいね。
風水で運気を上げる配置と方角
「暗い部屋」や「ジメジメした場所」は、風水的に見ると気が停滞しやすく、「陰の気」が溜まりやすいと言われています。なんとなく気分が晴れない、最近ついていないな、と感じる時、もしかしたら部屋の隅に澱んだ空気が溜まっているのかもしれません。そこに生命力あふれる観葉植物(陽の気)を置くことで、気のバランスを整え、流れを良くすることができるんです。
実は、農林水産省も花や緑のある部屋ではストレスが緩和され、リラックス効果が高まるという研究データについて言及しています(出典:農林水産省『楽しみませんか?もっと花のある暮らし』)。科学的にも心理的にも、植物が空間の質を変えてくれることは間違いないようですね。
具体的に私が意識している風水配置をいくつかご紹介します。
北向きの玄関×サンスベリア
北向きの玄関は日が入らず、冷え込みやすい場所です。風水では「水の気」を持ち、陰気になりやすいとされます。ここに置くべきは、鋭く尖った葉を持つサンスベリアです。尖った葉は強力な「魔除け・厄除け」の効果があると言われ、外から入ってくる悪い気をシャットアウトしてくれます。
トイレ×ポトス
トイレは「不浄の場所」とされ、健康運に影響を与えやすいスポット。ここには、丸みのある葉を持つ植物やつる性の植物が良いとされています。ポトスは「縁をつなぐ」効果があり、陰の気を中和してくれます。また、生命力が非常に強いので、悪い気に負けずに育ってくれるという頼もしさもあります。
リビングの隅(鬼門)×ユッカ
部屋の四隅、特に北東(鬼門)や南西(裏鬼門)は、空気が滞留しやすく埃も溜まりやすい場所です。ここには、上へ上へと力強く伸びるユッカ(青年の木)などを置くことで、停滞した気を活性化させ、「成長・発展」の運気を呼び込むことができます。
| 場所・方角 | おすすめの植物 | 風水的な効果・意味 |
|---|---|---|
| 北向きの玄関 | サンスベリア | 尖った葉が「魔除け・厄除け」になり、悪い気が入るのを防ぐ |
| トイレ | ポトス | つる性の植物は「縁をつなぐ」効果があり、陰の気を中和する |
| 西向きの部屋 | モンステラ | 丸い葉は豊かさを象徴し、「金運」を引き寄せると言われる |
| リビングの隅 | ユッカ | 停滞しやすい部屋の隅(鬼門など)の気を活性化させる |
ちなみに、人気のパキラも「発財樹」と呼ばれ仕事運や金運アップに良いとされていますが、本来は日光が大好きな植物です。暗い玄関に置きっぱなしにすると、ヒョロヒョロになって運気どころではなくなってしまうので、定期的に明るい窓辺で日光浴させてあげるのが運気維持のコツですね。
ハンギングで飾るおしゃれな植物
床に置くスペースがない暗い部屋や狭い廊下では、天井や壁から吊るす「ハンギング」というスタイルがとても役立ちます。空間を立体的に使えますし、目線の高さに緑が来ると部屋の雰囲気がガラッと変わり、カフェのようなおしゃれな空間を演出できます。
ハンギングに最適なのは、やはり重力に従って美しく垂れ下がるつる性の植物です。ここでもポトスは大活躍ですが、個人的におすすめしたいのはボストンファーンなどのシダ植物です。シダ類はもともと直射日光が苦手なため、むしろ少し暗いくらいの場所の方が葉焼けを起こさず、美しい緑色を保てることが多いんです。ボリュームたっぷりのフサフサした葉が空中に浮いている様子は、見ているだけで癒やされます。
また、サボテンの仲間でありながら森林性で日陰にも耐えるリプサリスもユニークでおすすめです。細い紐のような形状がモダンなインテリアによく合います。
ハンギングの水やり問題を解決する
ただし、高い位置にある植物は「水やり」が面倒になりがちです。いちいち踏み台を持ってきて下ろして、水をやって、また吊るす…というのは結構な重労働ですよね。しかも高い場所は空気が動きやすく乾燥しやすいので、水やりの頻度も高くなりがちです。
そこで私は、ハンギングにはなるべく「底面給水鉢」を使うようにしたり、鉢の中に水持ちの良いベラボン(ヤシの実チップ)を混ぜ込んだりして、水やりの回数を減らす工夫をしています。また、霧吹きで葉水を与えるだけでも湿度は保てるので、毎日のケアは霧吹きメインにして、本格的な水やりは週末だけにする、といったルール作りも長続きの秘訣です。
虫がわかないハイドロカルチャー

「部屋に土を持ち込むと、虫がわくのが嫌だ」という方も多いですよね。特に日当たりが悪く風通しの悪い場所では、土が湿ったままになりやすく、コバエ(キノコバエなど)やカビの発生源になることがあります。衛生面を気にするなら、土を使わない栽培方法「ハイドロカルチャー」が断然おすすめです。
ハイドロカルチャーとは、土の代わりに「レカトン(ハイドロボール)」などの高温で焼成した発泡煉石や、ゼオライトなどの無機質の用土を使って植物を育てる方法です。これらは無菌で清潔なので、虫が寄り付きにくく、カビ臭さもありません。
さらに、透明なガラス容器などを使えば、底に溜まった水の量が外から一目でわかるので、初心者の方が最も失敗しやすい「根腐れ」のリスクも視覚的に管理しやすくなります。水がなくなってから2〜3日待って水を足す、というシンプルなルールで管理できるのが大きなメリットです。
ポトスやアグラオネマ、テーブルヤシなどは水耕栽培への適応能力が高く、ハイドロカルチャーでも元気に育ってくれます。ただし、土栽培に比べると植物の成長スピードはゆっくりになります。でも、暗い部屋ではむしろ植物が巨大化しすぎると困ることもあるので、「インテリアとしてサイズを維持したい」という場合には、成長が遅いことはむしろメリットにもなり得ます。キッチンや洗面所など、特に清潔感を保ちたい場所には特におすすめのスタイルですね。
観葉植物を暗い部屋で育てる管理術
「耐陰性のある植物を選んだからもう安心」と思っていませんか?実は、ここからが本番です。暗い場所で植物を枯らしてしまう最大の原因は、光不足そのものではなく、光不足によって植物の生理機能が低下しているのに、明るい場所と同じようなお世話をしてしまう「管理のミスマッチ」にあります。ここでは、光が少ない環境特有のケア方法について、詳しく解説していきます。
根腐れを防ぐ水やりの頻度とコツ

暗い部屋で植物を育てる時、絶対にやってはいけないのが「土の表面が乾いたらすぐに水をあげる」という、園芸書によくあるマニュアル通りの行動です。
植物は光合成をするときに水を消費し、葉から水分を蒸発(蒸散)させます。しかし、光が少ない環境では、この光合成活動が著しく低下します。つまり、植物はあまり水を欲しがっていないし、吸い上げる力も弱くなっているのです。さらに、日陰は気温も上がりにくく、土自体もなかなか乾きません。
この状態で「土の表面が乾いたから」といって水を与え続けるとどうなるでしょうか?鉢の中はずっとジメジメした湿潤状態が続き、土の中の酸素がなくなってしまいます。すると、酸素を好む根の細胞が窒息死し、そこに嫌気性の菌が繁殖して根を腐らせてしまう…これが「根腐れ」のメカニズムです。
暗所での水やりの鉄則
「土が乾いたかな?」と思ってから、さらに数日〜1週間待ってから水を与えるくらいで丁度いいです。表面だけでなく、鉢の中心部までしっかり乾いているかを確認することが重要です。
心配な場合は、指を土の深さ2〜3cmまで挿入してみるか、竹串を刺して湿り気を確認してください。最近では「サスティー」のような、色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計も便利です。特にザミオクルカスやサンスベリアなどは、暗い場所では月に1回以下の水やりでも十分生きられます。暗い部屋では「かわいがりすぎて水をやる」ことこそが、植物への死刑宣告になりかねません。「スパルタ気味に育てる」くらいが、成功の秘訣ですよ。
日光不足を補う育成ライトの効果

いくら耐陰性が強い植物でも、窓のない真っ暗な部屋(トイレやウォークインクローゼットなど)では、光エネルギーがゼロの状態が続けば、いずれは体力を使い果たして枯れてしまいます。そんな時に救世主となるのが「植物育成用LEDライト」です。
一昔前は怪しい紫色の光を放つものが多かったですが、最近の育成ライトは、太陽光に近いフルスペクトル(白っぽい自然な光)を出すものが主流で、インテリアとしても非常におしゃれな製品が増えています。
植物が健全に育つために必要な光の強さは、耐陰性植物の場合、葉の表面で1,000〜3,000 Lux(ルクス)程度、専門的な単位で言うとPPFD(光合成光量子束密度)が20〜50 μmol/m²/s程度あれば十分と言われています。スマホの照度計アプリを使えば簡易的に測れるので、一度測ってみるのも面白いですよ。もし500 Luxを切るようなら、育成ライトの導入を強くおすすめします。
使い方のポイントは、毎日決まった時間に8〜12時間ほど照射することです。植物にも人間と同じように「概日リズム(サーカディアンリズム)」という体内時計があり、規則正しい明暗のサイクルが健康維持に不可欠だからです。コンセントタイマーを使って自動でON/OFFするように設定してあげれば、手間いらずで植物に太陽代わりのエネルギーを与えることができます。自然光が全く入らない場所では、この人工照明こそが命綱になります。
葉が枯れるサインと復活の対処法
植物の様子がおかしいな?と思った時、適切な処置ができるかどうかが生死を分けます。暗い部屋でよくあるトラブルは、「水切れ(脱水)」と「根腐れ」の誤認です。症状が似ていることもあるので、冷静な鑑別診断が必要です。
| 診断項目 | 水切れ (Water Shortage) の可能性 | 根腐れ (Root Rot) の可能性 |
|---|---|---|
| 土の状態 | 全体的にカラカラに乾いて白っぽい | 湿っており、黒っぽく重い |
| 茎・幹の触感 | しなびているが弾力はある | ブヨブヨとしており、指で押すと凹む、崩れる |
| 葉の変色 | 全体的にしおれる、葉先が茶色く枯れる | 黄色く変色する(黄化)、黒い斑点が広がる、ポロポロ落ちる |
| 臭気 | 特になし(土の匂い) | 腐敗臭、カビ臭いドブのような匂いがする |
根腐れ緊急オペの手順
もし診断の結果、根腐れが疑われる場合は、直ちに水やりを停止してください。軽度なら風通しの良い明るい日陰に移動させて土を乾かすだけで回復することもありますが、進行している場合は緊急手術が必要です。
鉢から植物を抜き、黒く腐ってブヨブヨになった根をすべて清潔なハサミで切り落とします(これをデブリードマンと呼びます)。そして、水はけの良い新しい観葉植物用の土に植え替えます。この時、肥料は絶対に与えないでください。弱っている時の肥料は毒になります。
光不足のリハビリテーション
また、暗い場所に長く置いておくと、葉の色が薄くなったり、黄色くなったりすることがあります。これはクロロフィル(葉緑素)が作れなくなっているサインです。だからといって、急に真夏の直射日光に当てるのは厳禁!暗闇に慣れた目は急に明るい場所に出ると眩しいように、植物も「葉焼け」を起こして組織が壊死してしまいます。
まずは明るい日陰に数日置き、次にレースカーテン越しの光に…というように、1〜2週間かけて徐々に光の強さに慣れさせる「順化(じゅんか)」プロセスを経て復活させてあげましょう。
徒長した茎を整える剪定のやり方
暗い部屋で育てていると、植物がヒョロヒョロと長く伸びてしまうことがあります。これは「徒長(とちょう)」と呼ばれる現象です。植物は光が不足すると、「もっと光の当たる場所へ行かなきゃ!」と焦って、茎を伸ばすことにエネルギーを集中させます。その結果、葉と葉の間隔(節間)が広がり、茎が細くなって、だらしない姿になってしまうのです。
徒長してしまった部分は、残念ながら元の太さに戻ることはありません。株の形が悪くなり、倒れやすくなってしまったら、思い切って剪定(切り戻し)をして仕立て直しましょう。「切るのはかわいそう」と思うかもしれませんが、実は切ることで植物は若返ります。
「20cmの法則」で美しく再生
ポトスなどのつる性植物の場合、私は「つるの先端を20cmくらいの長さで切る」ようにしています。あるいは、鉢の縁に合わせてバッサリ切るのもアリです。重要なのは、葉の付け根にある「節(ふし)」の少し上で切ること。成長点は節にあるので、切った場所の手前の節から新しい元気な脇芽が出てきます。これを繰り返すことで、株元のボリュームが増し、こんもりとした美しい形に戻ります。
ちなみに、切り落とした枝は捨てずに、水を入れたコップに挿しておけば(水挿し)、数週間で根が出てきます。これをまた土に植えれば、新しい株として増やすこともできて一石二鳥ですよ。
寒さに弱い植物の冬越しの温度
耐陰性の強い植物(ポトス、アグラオネマ、モンステラ、ザミオクルカスなど)の多くは、赤道直下の熱帯地域が故郷です。彼らは暑さには強いですが、寒さが大の苦手。特に日本の冬は、彼らにとって生死をかけた過酷な季節となります。
暗い部屋、特に玄関や廊下、窓のない北側の部屋などは、暖房が効いていないため、夜間に気温がグッと下がることがあります。多くの観葉植物は、最低でも10℃以上をキープするのが安全圏です。5℃を下回ると、細胞内の水分が凍結したり代謝異常を起こしたりして、枯死するリスクが一気に高まります。
冬の夜間の置き場所に注意
「日中は窓辺に置いている」という方も注意が必要です。冬の窓際は、夜になると冷気が滝のように降りてくる「コールドドラフト」現象が起きます。部屋の中央よりも窓際の方が圧倒的に寒いのです。ですので、冬の夜だけは、植物を部屋の中央や、段ボールなどで囲って保温できる場所へ避難させてあげるのがベストです。
アグラオネマなどは特に寒さに弱いので、私は冬の間、発泡スチロールの箱に入れたり、プチプチ(気泡緩衝材)で鉢を巻いたりして保温してあげています。そして何より重要なのが、冬場は植物も活動が鈍って休眠状態になるため、水やりは「断水」に近いレベルまで控えることです。体内の水分を減らして樹液の濃度を高めることで、寒さに対する抵抗力(耐寒性)を上げることができるのです。
観葉植物を暗い部屋で楽しむまとめ
今回は「観葉植物 暗い部屋」をテーマに、日当たりが悪くても楽しめる品種や育て方のコツをご紹介しました。暗い部屋だからといって植物を諦める必要はありません。「耐陰性のある品種を選ぶこと」「水をやりすぎず乾燥気味に保つこと」、そして必要に応じて「育成ライトを活用すること」で、緑のある暮らしは十分に叶います。
ポトスやモンステラ、サンスベリアといった頼もしい植物たちは、無機質になりがちな暗い空間に、生き生きとしたエネルギーを与えてくれます。まずは一鉢、お気に入りの植物を迎え入れて、少しずつ彼らのペースに合わせた管理を楽しんでみてくださいね。
※本記事で紹介した植物の効果や特性は一般的な目安です。実際の生育環境によって異なりますので、最終的な判断はご自身の環境に合わせて行ってください。

