こんにちは。観葉植物情報ブログ「Rice and Green Life」の運営者、「Ryu」です。
お部屋に緑が欲しいけれど、できるだけ費用は抑えたいと考えることはありませんか。インテリア雑誌で見るような素敵なグリーンライフに憧れても、専門店に行くとその価格に驚いてしまうこともありますよね。「観葉植物 どこで買うのが安い」というキーワードで検索しているあなたは、きっと賢くお買い物をしたいと考えているはずです。
実は、観葉植物の価格は販売ルートや時期、そして「植物の状態」によって天と地ほどの差があります。ダイソーや100均を覗いてみたり、ホームセンターのカインズやコーナンへ足を運んだりするのは素晴らしい第一歩です。さらに視野を広げれば、楽天などの通販で訳ありの激安品やアウトレットの処分価格を探したり、メルカリやヤフオクで「抜き苗」をチェックしたりという選択肢も見えてきます。今回は生産者からの直送や卸売りも含めて、それぞれのメリット・デメリットを包み隠さず解説し、あなたにとっての「お得な購入先」を見つけるお手伝いをします。
この記事でわかること
- 100均やホームセンターごとの価格設定の裏側と特徴の違い
- ネット通販の「訳あり品」がお得な理由と送料の注意点
- メルカリなどの個人売買で市場価格の半値以下で買うコツ
- 「安物買いの銭失い」にならないための選び方と購入後のケア
観葉植物はどこで買うのが安い?実店舗の比較

まずは、私たちが実際に足を運んで実物を確認できる「実店舗」について見ていきましょう。実店舗の最大のメリットは、なんといっても「送料がかからないこと」です。植物は土と水分を含んでおり重量があるため、通販では送料がネックになりがちですが、持ち帰りならそのコストはゼロ。基本的には通販よりも安く済むことが多いですが、お店によって「安さの理由」や「得意なジャンル」が異なります。
ダイソーや100均の観葉植物はコスパ最強

結論から言うと、単価としての最安値は間違いなくダイソー(DAISO)やキャンドゥ(Can Do)、セリア(Seria)などの100円ショップです。かつては「安かろう悪かろう」と言われた時代もありましたが、現在は流通網の発達により、パキラやゴムの木、モンステラなどが100円(税抜)から、少し大きなサイズでも300円〜500円程度で手に入ります。これは園芸業界にとっても革命的な価格設定です。
100均植物は「素材」として捉える
ただし、ここには重要なトレードオフがあります。100均で売られている植物は、インテリアとして完成された商品というよりも、これから育てていくための「幼苗(素材)」だと考えたほうが良いでしょう。多くの場合、1号〜2.5号程度の非常に小さなプラスチックポットに植えられており、手のひらに収まるサイズ感です。
主な取り扱い品種と特徴
| 品種 | 特徴と狙い目 |
|---|---|
| パキラ | 実生(種から育った株)が見つかることがある。根元がぷっくり膨らむのは実生だけの特徴で、将来的に価値が出る。 |
| フィカス(ゴムの木) | 300円ラインでウンベラータやバーガンディなどの人気種が出ることがある。成長が早くコスパが良い。 |
| モンステラ | まだ葉に切れ込みがない幼苗が多い。2年ほど育てると立派な切れ込みのある葉が出てくる。 |
土の問題と植え替えの必要性
また、使用されている「土」にも注意が必要です。多くの100均植物は、水やり管理を楽にするために、ピートモスやココヤシ繊維が主体のスポンジ状の用土に植えられています。これは保水性が非常に高い反面、家庭の室内で育てると水が乾きにくく、根腐れの原因になりやすいのです。
ここがポイント
安く購入できる代わりに、「すぐに適切な土へ植え替える手間」と「大きく育つまでの1〜2年という時間」を買っているという感覚が大切です。
私自身もダイソーの実生パキラを買って育てていますが、時間をかけて大きくするプロセスを楽しめるなら、これほどコストパフォーマンスが高い選択肢はありません。まさに「育成」という趣味を300円でスタートできるチケットのようなものです。
ホームセンターのカインズは種類が豊富

ホームセンターの中でも、カインズホーム(CAINZ)は特に「デザイン性」と「価格」のバランスが優れていると感じます。最近のカインズは「ライフスタイル提案型」の店舗づくりに力を入れており、園芸コーナーも単なる売り場ではなく、おしゃれな温室のような雰囲気になっています。
圧倒的なバイイングパワーによる価格抑制
カインズのような全国展開する大手チェーンは、生産者からポトスやパキラなどの定番品種を「万単位」で一括仕入れしています。これにより、生産者側も計画生産ができ、単価を極限まで抑えることが可能になります。物流も自社センターを活用して効率化しているため、専門店では真似できない低価格を実現しているのです。
インテリア性の高いラインナップ
カインズの魅力は、数百円で買えるデスク用の小型卓上サイズから、リビングの主役(シンボルツリー)となる8号〜10号サイズの大鉢まで、ラインナップが非常に幅広いことです。また、プライベートブランド(PB)の鉢や園芸用品も充実しています。シンプルでモダンなデザインの鉢が安く手に入るので、植物と合わせてトータルコーディネートしても、専門店で植物を一つ買うより安く済むことも珍しくありません。
コーナンで大型の観葉植物を激安で探す
関西地方を中心に展開するコーナン、その中でも特にプロ向けの資材を扱う「コーナンPRO」や、大型の園芸館「Gardens」が併設されている店舗は、植物好きにとっての聖地とも言える場所です。店舗によっては植物園並みの敷地面積を誇り、在庫量が圧倒的です。
薄利多売モデルと回転率
コーナンの強みは、その圧倒的な物量による「薄利多売」です。入荷サイクルが早く、常に新しい植物が入ってくるため、店舗の奥の方や屋外コーナーには、掘り出し物が眠っていることがよくあります。特に大型の観葉植物は、専門店で買うと数万円しますが、コーナンであれば1万円以下、時には5,000円前後で見つかることもあります。
狙い目はセールのタイミング
コーナンの最大の魅力は、時折行われる決算セールや季節の変わり目のキャンペーンです。このタイミングが合えば、市場価格を大きく下回る価格で大型の植物に出会えることがあります。「広告の品」として出ている植物は、客寄せのために利益度外視で設定されていることが多いので要チェックです。また、土や肥料、鉢底石などの重たい資材も安く、必要なものをワンストップで揃えられるのも、車で買い物に行くユーザーにとっては大きなメリットですね。
初心者が枯らさないための安い店の選び方
「安いから」といって飛びつくと、後で痛い目を見ることがあります。特に管理コスト(人件費や空調費)を削って安さを実現しているお店では、植物のメンテナンスが行き届いていないケースがあるからです。「買った翌週に枯れてしまった」となれば、結局は高い買い物になってしまいます。
購入前に必ず確認すべき3つのポイント
安いお店で買う時こそ、私たち消費者の「目利き」が重要になります。以下のポイントをチェックリストとして活用してください。
購入前のチェックリスト

- 害虫の有無: 葉の裏側や付け根をよく見てください。ハダニ(小さな赤い点)やカイガラムシ(白い綿のようなもの、または茶色の殻)がいませんか?これらは他の植物にも移る厄介な存在です。
- 新芽の状態: 新しい葉が黒ずんでいたり、奇形になっていたり、ベタベタしている場合はアブラムシがいる可能性があります。
- 根の張り具合: 幹の根元を持って軽く揺すってみてください。グラグラする場合は根が十分に張っていないか、最悪の場合「根腐れ」を起こしています。
DCMグループの「枯れにくい」ラインナップ
DCMグループ(カーマ、ダイキ、ホーマックなど)は、地域密着型で比較的「枯れにくい強健な品種」を優先して揃えている印象があります。マニアックな珍奇植物よりも、ドラセナ(幸福の木)やゴムの木、サンスベリアなど、日本の気候でも育てやすい定番品を安く扱っています。
初心者の方は、まずはこうした「失敗の少ない品種」を安く扱っているお店を選ぶのが、長期的に見て最もコスパの良い選択となり、失敗しないコツです。
アウトレットの見切り品や処分価格を狙う
ホームセンターで最も安く植物を手に入れる裏技、それは常設の売り場ではなく、店舗の隅にある「見切り品コーナー(アウトレット)」を巡回することです。ここでは定価の30%OFF、50%OFF、時には70%OFFという破格の処分価格で販売されています。
なぜこれほど安いのか?
これらが安くなる理由は、主に「売れ残って成長しすぎたから(根詰まり)」や「葉に傷がついたから(コスメティック・ダメージ)」、「花の時期が終わったから」といったものが大半です。植物は生き物なので、長く売り場にいると鉢の中で根がパンパンになり、水切れを起こしやすくなります。お店としては、これ以上管理して枯らすよりも、赤字でも早く売り切りたいのです。
「手直し」ができる人には宝の山
実は、鉢に対して植物が大きくなりすぎた「根詰まり」の状態は、一回り大きな鉢に植え替えさえしてあげれば、実質的にワンランク上のサイズの植物を格安で買えるということでもあります。多少の葉の傷や枯れ込みも、持ち帰って剪定し、適切な環境で管理すれば、すぐに美しい新芽が出てきます。
「弱っている」と見るか、「再生させる楽しみがある」と見るか。後者の視点を持てる方にとって、見切り品コーナーは間違いなく宝の山に見えるはずです。
観葉植物はどこで買うのが安い?通販の活用術

次に、ネット通販を見ていきましょう。実店舗は近隣の在庫に限られますが、ネットの世界では全国の在庫から探せます。実店舗では見かけない珍しい植物や、訳ありの激安品が見つかるのが通販の魅力ですが、そこには「送料」という見えないコストの壁があります。
楽天の訳あり通販は送料に注意して購入
楽天市場などのECモールでは、「訳あり」として観葉植物が安く売られています。この「訳あり」が生まれる背景には、日本の厳しい贈答文化があります。
贈答用から外れた「規格外品」
日本では、開店祝いや新築祝いとして贈られる観葉植物に対し、「左右対称であること」「葉に傷がないこと」「幹が真っ直ぐであること」など、完璧な見た目が求められます。この基準から少しでも外れた個体、例えば「幹が自然に曲がっている」「下葉が数枚落ちている」といったものが、贈答用ルートから外れて「訳あり」として安く流通するのです。これらは植物の健康状態には全く問題がなく、自宅用としてはむしろ「個性」として楽しめるレベルのものがほとんどです。
送料を含めたトータルコストで判断する
ここで最も注意すべきなのが「送料」です。例えば「本体1,500円!」と激安で表示されていても、送料が1,000円かかれば合計2,500円になります。これでは近所のホームセンターで買うのと変わらないか、むしろ高いかもしれません。
賢い買い方
楽天などで安く買うための戦略は2つです。
- 送料無料ラインを狙う: 「3,980円以上で送料無料」などのショップを利用し、土や鉢、または他の植物とまとめ買いをして送料を浮かす。
- 大型の訳あり品を狙う: 元々の単価が高い中型〜大型株(5,000円以上など)であれば、送料の比率が下がるため、実店舗よりも割安になるケースが多いです。
メルカリの抜き苗なら送料込みで最安値
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・個人売買(C2C)で、植物カテゴリを見ていると「抜き苗(ぬきなえ)」という言葉をよく目にするはずです。これは、土と鉢を取り除き、根っこを保湿した状態で植物本体だけを発送する方法です。
第四種郵便という「裏技」
なぜわざわざ土を落とすのか?それは、重量を軽くして「第四種郵便(植物種子等郵便物)」を利用するためです。これは国が認めた植物栽培の振興を目的とした特別な郵便区分で、条件を満たせば通常の宅配便よりも圧倒的に安く送ることができます。
第四種郵便の料金イメージ
通常の宅配便(60サイズ):約750円〜
第四種郵便(100g以内):約130円〜
(出典:日本郵便『第三種・第四種郵便物』)
この仕組みにより、送料込みで300円〜900円という、店舗ではありえない価格での取引が可能になっています。特に乾燥に強い多肉植物やサボテン、モンステラやフィロデンドロンのカット苗などは、この方法で買うのが市場最安値と言えるでしょう。
ヤフオクなら珍しい品種も安く手に入る
もしあなたが、ホームセンターには売っていないようなマニアックな品種や、美しい斑入り(ふいり)の希少種を安く探しているなら、ヤフオクなどのオークションサイトが最強のツールになります。
コレクターの放出株を狙う
ヤフオクには、植物の育成を趣味とするハイレベルな愛好家(コレクター)たちが多数参加しています。彼らが自宅で増やした株(増殖株)を「棚整理」として出品することがあり、これらは市場価格の半値以下で落札できることも珍しくありません。プロの業者が販売する前の「中間マージンが乗っていない状態」で手に入れられるため、レアな植物ほどお得感が増します。
C2C取引のリスクマネジメント
ただし、C2C取引にはリスクも伴います。特に第四種郵便を利用する場合、以下の点には十分な注意が必要です。
第四種郵便の注意点とリスク
追跡番号や破損時の補償がなく、土日祝日の配達もありません。
梱包はペットボトルやフードパックのリサイクル容器が使われることが一般的です。特に夏場は、密閉された容器内が高温になり植物が「蒸れ」て腐ったり、冬場は寒冷地を経由する際に「凍結」して枯れたりするリスクがあります。また、ポスト投函されるため、真夏の炎天下のポストに放置されると致命傷になります。
この安さは「配送リスク」と引き換えであることを理解し、高価な植物の場合は追加料金を払ってでも「速達」をつけるか、「メルカリ便(宅配便)」に変更してもらう交渉をすることが、結果として安物買いの銭失いを防ぐことになります。
生産者直送のサイトなら品質と鮮度が高い
ここまで「価格の安さ」を中心に見てきましたが、「安さ」の定義を「長く元気でいてくれること(コストパフォーマンス)」と捉えるなら、生産者から直接買えるD2Cサイト(ポケットマルシェ、食べチョクなど)が最適解になります。
鮮度が違う=寿命が違う
通常の流通ルートでは、植物は「生産者→市場→仲卸→小売店→消費者」という長い旅をします。この間、暗いトラックに揺られ、環境がコロコロ変わるため、植物は大きなストレスを受け、店頭に並ぶ頃には体力を消耗しています。
一方、生産者直送であれば、昨日までプロの温室で管理されていた植物が、箱詰めされて翌日にはあなたの手元に届きます。この「鮮度」の違いは圧倒的です。
価格そのものは激安ではありませんが、ホームセンターで弱った株を安く買ってすぐに枯らしてしまうリスク(買い直しコスト)を考えると、元気で長生きする株を適正価格で買うほうが、結果的に安くつくことが多いのです。特に、絶対に枯らしたくないシンボルツリーや、大切な人へのギフトには、このルートを強くおすすめします。
おしゃれな鉢植えセットをネット通販で探す
最後に、鉢にもこだわりたい場合の話です。安い苗を100均やホームセンターで買っても、後で「おしゃれな陶器鉢」や「専用の土」、「鉢底石」、「化粧石」を別々に買い揃えていくと、レジで合計金額を見て「あれ?意外と高い…」となった経験はありませんか?
セット買いのコストパフォーマンス
通販サイトの中には、HitoHana(ひとはな)やAND PLANTS(アンドプランツ)のように、最初からプロが選んだインテリア性の高い鉢に植え替えられた状態で販売しているサービスがあります。一見すると価格が高く見えますが、自分で植え替える手間、土が余る無駄、失敗して枯らすリスク、そして鉢代を個別に計算すると、実は非常に合理的な価格設定になっています。
特に「植え替えが面倒」「センスの良い鉢選びに自信がない」という方にとっては、トータルの出費と満足度で考えると、意外とリーズナブルな選択肢になるのです。
まとめ:観葉植物はどこで買うのが安いか

長くなりましたが、最後に「結局どこで買えばいいの?」という疑問に対して、目的別の結論をまとめます。
あなたに合った購入場所の最適解
- とにかく初期費用を抑えたい・育成を楽しみたい
→ ダイソーなどの100円ショップ(手間と時間はかかるが最安) - そこそこの大きさの株を安くすぐに飾りたい
→ ホームセンターのアウトレット(見切り品コーナーを定期巡回) - レアな品種を最安値で探したい
→ メルカリ・ヤフオクの抜き苗(配送リスクを許容できる上級者向け) - 枯らしたくない・品質と鮮度を重視したい
→ 生産者直送(D2C)や専門店(長期的なコスパは最高)
「観葉植物 どこで買うのが安い」という問いに、万人に共通するたった一つの正解はありません。ご自身の園芸スキルや予算、そして植物に求める役割(インテリアとしての即効性か、じっくり育てる楽しみか)に合わせて、最適な場所を選んでみてくださいね。
この記事が、あなたのボタニカルライフをより豊かに、そしてお得にするための参考になれば嬉しいです。
※本記事で紹介している価格や情報は執筆時点の目安であり、店舗や時期、地域によって異なります。購入の際は必ず各店舗で最新情報をご確認ください。

